世界を食い潰す

「人生は思ったよりも退屈だ」

そりゃそうだと最近心から思う。

なぜ?

自分から動き出さないと、世界との距離は変わらない。

押したら押した分動くし、引いたら引いた分戻る。

何もしなければ、何も変わらない。

「暇だ」と口にすることは、つまりとても恥ずかしい事だ。

でも、僕ももともとあまり変化を好まない、保守的な人間だったから、

それでいいと思っていたし、

幸いに、子供時代はその考え方がまかり通ってしまっていた。

つまり甘やかされて育ったのだ。

何も知らず、何も知ろうとせず、何も獲ようとせず、何も欲しなかった。

それは間違いだった。

そしてその癖がいつまでも抜けずに苦しんだ。

「始めからある環境を当たり前だと思うことは最大の罪だ。」

大きな存在を失ったからこそ、やっと本当にそれを理解できるようになってきた。


何も求めないという事は、現状にどっぷり浸かって甘えているということ。

それは悪だと思う。

僕は生きているだけで消費していく。

水も空気も土も肉も野菜も電気も時間も優しさも、

だけれど、誰かの為に、若しくは自分の為に、平和を願い、裕福な生活を願い、

その為に新しい物を欲して、生み出し、増やす。

この存在が一億分の一でも、五十億分の一でも、

膨大な数の中で、埋もれてしまう気がしても

生きているのだから、欲することをやめたくない。

それをやめてしまったら、

ただ生きているだけでは、世界を食い潰してしまうだけだから。

自分自身の存在が濁ってしまう。

だから、考えることを止めず、欲することを止めない。

これが僕の目標だ。
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by matsumoto_nayuta | 2007-07-25 11:56 | music

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