絶景は何時も独りの夜に。

9月頭の、

土曜日の、

台風一過の、

深夜0:30の、

新宿南口から西口にかけての、

景色が大好きだ。

空に向かって伸びる、鋼鉄の大樹。

夜が明けるまで繰り返す、切ない明滅。

本当の大海嘯が今夜も僕らを飲み込んでいく。

破壊もなく、痛みもなく、

只々、哀しみだけが深く、押し寄せては退いて行く。

この街に引き寄せられて集まった想いの唱歌は硝化を経てその果てに昇華する。

それを見送るのもまた、

優しい王蟲の複眼の青。

絶景は何時も終わりの果てに。
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by matsumoto_nayuta | 2007-09-09 03:46 | 空想歌樂

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