慈雨。

指先で

雨粒を弾く。

すべてを包んで

遠くまで流してくれる

恵みの雨

滞ることを常として

求めるこの手は

本当の事を知っては

もう一度夢を見させて欲しいと

嘆いてみたりする

繰り返すディレイの

優しさのような波

ここにいるよと諭すように

朝が来て夜を待ち焦がれる。

今頃眠る君の夢がどうかそのまま安らかでありますように

音のない雨と

弾かれた水の音が世界を揺らす。
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by matsumoto_nayuta | 2008-06-25 23:22 | 空想歌樂

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